健康便利帳

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大杉漣さんを襲った急性心不全とは?

21日に66歳で急死した俳優の大杉漣を襲った急性心不全とは

病名ではなく

「心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて急速に心ポンプ機能の代償機転が破綻し,
心室拡張末期圧の上昇や主要臓器への灌流不全を来たし,
それに基づく症状や徴候が急性に出現,あるいは悪化した病態」(急性心不全治療ガイドラインより引用)



簡単に言えば、何らかの原因によって急に心臓の機能が止まった状態
を示します。



急性心不全には6つの病態に分けられると言われていますが、
多くが動脈硬化から血管が詰まっての心筋梗塞か、不整脈の一種である心室細動のどちらかが多い
ようです。


急性心不全を起こす原因は、心疾患の三大危険因子と言われる「高血圧・糖尿病・高コレステロール血症や高脂血症などといった脂質代謝異常から、「風邪などの感染症」、「アルコール」、「ストレス」など非常に多くのものが複合的に絡んでいます。


大杉さんの原因はわかりませんが、直前に腹痛があったようで、これは急性心疾患の際に起こる
放散痛もしくは関連痛である可能性が多く、他にも胸痛ないし胸部の苦悶感、
肩から上腕にかけての痛み、悪心・嘔吐、場合によっては下顎痛、歯痛。
高齢者では腹痛や 腹部不快感、暑くもないのに冷たい汗、背部痛などもあります。


大杉さんのように昨日まで元気だった人が急死する心疾患で自分でも避けられない事
ではありますが、三大危険因子(高血圧・糖尿病・高コレステロール血症や高脂血症やストレス
をコントロールするとともに、年に最低一回の健康診断を受けるようにしましょう。